※画像は鹿児島県小問計算1です。
鹿児島県入試傾向
このページでは、鹿児島県公立高校入試(数学)の小問計算問題を中心に傾向、学習ポイント、予想問題を紹介しています。
学力検査日(一般選抜):令和7年3月5日(水)及び3月6日(木)
合格発表日(一般選抜):令和7年3月13日(木)
時間:50分
配点:90点
問題数:大問5程度
小問計算該当問題:大問1
大問1 難易度★★★☆☆☆☆☆☆☆
各学年の基本計算・小問が幅広い単元で出題。
・正負の数
四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった計算が出題。分数の計算も出題されるので、割り算のときの逆数の仕方など計算方法は確認必須です。
・平方根の計算
平方根の四則演算の計算が心配な人は練習しておきましょう。割り算や分数で出題されたときは有理化を忘れないように。展開公式を利用した計算問題もされる可能性があります。
出題例
$(\sqrt{6}+\sqrt{2})(\sqrt{6}-\sqrt{2})$ (2022鹿児島)
・方程式
一次方程式、二次方程式、連立方程式と教科書レベルの問題を解いておきましょう。
・数量の表し方
・数の性質
自然数や素数、絶対値などの語句の意味は覚えていないと手を付けられない問題が多いです。
語句の意味は練習で見かける度に確認して覚えておきましょう。
出題例
$n$がどのような自然数であっても5で割り切れる式を、下のア~エの中から全て選び、記号で答えなさい。
ア:$a+5$ イ:$5n$ ウ:$5n+1$ エ:$5n+10$ (2024鹿児島)
・確率、標本調査
確率はコイン、玉、カードなどの基本問題を表や樹形図を描いて解く練習を。標本調査も教科書レベルの基本問題を練習しておきましょう。
・図形
平面図形は、図形の性質など用いて角度を求める問題を練習しておきましょう。立体では、公式を用いて表面積、体積を求める問題をたくさん解いておきましょう。
【まとめ】
大問1だけで全体の3割ほどの点数を占めているので、大問1の正答率が全体の得点のカギとなります。
2024年度はデータの活用が大問として新たに出題されています。
その他の大問も分量は多く、穴埋め形式の問題もあるので過去問を数年分解いて、慣れておきましょう。
偏差値50付近の公立高校や商業・工業などの普通科以外を目指す受験生は大問1はしっかり満点を狙いましょう。大問2以降では基本問題や得意分野で点を積み重ねていきましょう。
進学校を目指す受験生で数学が苦手な場合は、大問1で必ず満点をとりましょう。残りの各大問は半分の正解(1つの大問が(1)~(4)まである場合は(1)(2)を解けるようにする)を目指して得点を積み重ねるイメージを持ちましょう。時間との勝負になるので、時間がかかりそうな問題は割り切って次の問題を解くように。