※画像は大分県小問計算1です。
大分県入試傾向
このページでは、大分県公立高校入試(数学)の小問計算問題を中心に傾向、学習ポイント、予想問題を紹介しています。
学力検査日(一般選抜):令和7年3月11日(火)・3月12日(水)
合格発表日(一般選抜):令和7年3月14日(金)
時間:50分
配点:60点
問題数:大問6程度
小問計算該当問題:大問1
大問1 難易度★★★☆☆☆☆☆☆☆
各学年の基本計算・小問、作図がメインです。
・正負の数、多項式の計算
四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった計算が出題。小数、分数の計算も出題されるので、計算方法は確認必須です。$(-a^{2})$と$(-a)^{2}$の違いも理解しておきましょう。
出題例
$7+3\times(-2^{2})$ (2022大分)
・平方根の計算
平方根の四則演算の計算が心配な人は練習しておきましょう。
割り算や分数で出題されたときは有理化を忘れないように。
・方程式
特に二次方程式が頻出傾向です。解の公式を使うものや、解く前に式変形が必要なものなど様々な式の問題がでます。教科書問題から過去問まで解いておきましょう。
解の公式
$ax^{2}+bx+c=0\Rightarrow x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}$
・関数
2次関数の変域の問題が数年続けて出題されています。変域の問題はグラフを描きながら視覚的に捉える練習をしましょう。
また、傾向が変わっても慌てないように比例・反比例・1次関数・2次関数の式を求める基本問題は確実に解ける準備をしておきましょう。
・式の値、数の性質
文字式への代入問題では、元の文字式を因数分解などで式変形してから代入する習慣をつけておきましょう。
出題例
$\sqrt{6a}$が5より大きく7より小さくなるような自然数 $a$の値をすべて求めなさい。 (2023大分)
・図形(求角)
二等辺三角形や正三角形、平行四辺形などの図形の定義、性質を正確に覚えておきましょう。必要な場合は補助線を引いて、解きやすくしましょう。
・作図
難易度はそこまで高くなく、角の二等分線、垂直二等分線、有名角(30°, 45°, 60°, 90°など)の作図など基本作図はできるようにしておきましょう。
【まとめ】
大問1だけで全体の3割ほどの点数を占めているので、大問1の正答率が全体の得点のカギとなります。
その他の大問も分量は多く、穴埋め形式の問題もあるので過去問を数年分解いて、慣れておきましょう。
偏差値50付近の公立高校や商業・工業などの普通科以外を目指す受験生は大問1はしっかり満点を狙いましょう。大問2以降では基本問題や得意分野で点を積み重ねていきましょう。
進学校を目指す受験生で数学が苦手な場合は、大問1で必ず満点を狙いましょう。残りの各大問は半分の正解(1つの大問が(1)~(4)まである場合は(1)(2)を解けるようにする)を目指して得点を積み重ねるイメージを持ちましょう。時間との勝負になるので、時間がかかりそうな問題は割り切って次の問題を解くように。