※画像は福岡県小問1です。
福岡県入試傾向
このページでは、福岡県公立高校入試(数学)の小問計算問題を中心に傾向、学習ポイント、予想問題を紹介しています。
学力検査日(一般選抜):令和7年3月5日(水)
合格発表日(一般選抜):令和7年3月17日(月)
時間:50分
配点:60点
問題数:大問6程度
小問計算該当問題:大問1
大問1 難易度★★★☆☆☆☆☆☆☆
各学年の基本計算・小問がメインです。
・正負の数、式の計算
四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった計算が出題。
特に除法は頻出なので分数の逆数の仕方などは要練習です。
・平方根の計算
平方根の四則演算の計算が心配な人は練習しておきましょう。
割り算や分数で出題されたときは有理化を忘れないように。
また、展開公式を利用した計算も頻出なので教科書・ワークの問題で確認しておきましょう。
出題例
$\sqrt{24}\div\sqrt{2}-\frac{9}{\sqrt{27}}$を計算しなさい。 (2024福岡)
・方程式
特に二次方程式が頻出傾向です。教科書問題から過去問まで解いておきましょう。
解の公式(二次方程式)も重要公式なので問題を解きながら定着を目指そう。
解の公式
$ax^{2}+bx+c=0\Rightarrow x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}$
出題例
二次方程式$(x-5)(x+4)=3x-8$を解きなさい。 (2023福岡)
・関数
関数のグラフの作図が出題傾向です。比例、反比例、一次関数、二次関数のグラフを描けるように。
・確率、標本調査
確率はコイン、さいころ、カードの基本問題を解いておきましょう。標本調査は式の作り方が重要なので練習しておきましょう。
【まとめ】
大問の数は多く、分量も多いですが基本問題も多いので、速く正確に解くことを目標に。
偏差値50付近の公立高校や商業・工業などの普通科以外を目指す受験生は大問1はしっかり満点を狙いましょう。大問2以降の小問の中には基本問題が多く含まれているので、そこで点を落とさないように。易しい問題を落とさないようにとにかく時間配分に気を付けましょう。
進学校を目指す受験生で数学が苦手な場合は、大問1で満点を目指しましょう。残りの各大問は半分の正解(1つの大問が(1)~(4)まである場合は(1)(2)を解けるようにする)を目指しましょう。問題数が多いのでわからない問題に時間をかけすぎて最後の問題までの時間を確保ができないことがもったいないので、時間がかかりそうな問題は割り切って次に進むようにしましょう。