※画像は宮崎県小問計算1です。
宮崎県入試傾向
このページでは、宮崎県公立高校入試(数学)の小問計算問題を中心に傾向、学習ポイント、予想問題を紹介しています。
学力検査日(一般選抜):令和7年3月5日(火)及び3月6日(水)
合格発表日(一般選抜):令和7年3月18日(月)
時間:50分
配点:100点
問題数:大問5程度
小問計算該当問題:大問1
大問1 難易度★★★☆☆☆☆☆☆☆
各学年の基本計算・小問、作図がメインです。
・正負の数、多項式の計算
四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった計算が出題。小数、分数の計算も出題されるので、計算方法は確認必須です。$(-a^{2})$と$(-a)^{2}$の違いも理解しておきましょう。
・平方根の計算
平方根の四則演算の計算が心配な人は練習しておきましょう。
割り算や分数で出題されたときは有理化を忘れないように。
出題例
$(\sqrt{3}+\sqrt{2})^{2}$を計算しなさい。 (2022宮崎)
・方程式
一次方程式、二次方程式ともに様々な問題を解いておくことが大切。
解の公式(二次方程式)も重要公式なので問題を解きながら定着を目指しましょう。
解の公式
$ax^{2}+bx+c=0\Rightarrow x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}$
・確率、標本調査
確率はコイン、さいころ、カードの基本問題を解いておきましょう。標本調査は式の作り方が重要なので練習しておきましょう。
出題例
3枚の10円硬貨を同時に投げるとき、2枚は表で、1枚は裏となる確率を求めなさい。ただし、10円硬貨の表裏の出方は、同様に確からしいとする。 (2024宮崎)
・データの活用
度数分布表や箱ひげ図の正しい読み取り方を確認しておきましょう。また正誤判定の選択問題も出題傾向にあるため、消去法を使って正しい答えを選ぶようにしましょう。
・作図
難易度はそこまで高くなく、角の二等分線、垂直二等分線、有名角(30°, 45°, 60°, 90°など)の作図など基本作図はできるようにしておきましょう。また、2024年度は地図上で条件に合う建物の場所の作図が出題されました。作図の問題ですが、文章をよく読んで解くようにしましょう。
【まとめ】
大問1で全体の2割ほどの点数があります。
その他の大問は問題数はそこまで多くはなく、1問あたりの配点が高い傾向にあるため、基本問題での失点は防ぎたい。
偏差値50付近の公立高校や商業・工業などの普通科以外を目指す受験生は大問1はしっかり満点を狙いましょう。大問2以降では基本問題や得意分野で点を積み重ねていきましょう。
進学校を目指す受験生で数学が苦手な場合は、大問1で必ず満点を狙いましょう。残りの各大問は半分の正解(1つの大問が(1)~(4)まである場合は(1)(2)を解けるようにする)を目指して得点を積み重ねるイメージを持ちましょう。特に図形の大問は分量も多く、やや標準レベル以上の問題が出題されます。問題の状況をしっかりと把握して、問題の誘導に乗りながら解いていきましょう。