中学3年生中学生高校入試

沖縄県 公立高校入試 小問計算問題 

※画像は沖縄県小問計算1です。

沖縄県小問計算1-1
沖縄県小問計算1-2
沖縄県小問計算1-kaitou
小問計算1小問計算2小問計算3
※こちらからダウンロードしてください。 問題と解答はセットになっています。

沖縄県入試傾向

このページでは、沖縄県公立高校入試(数学)の小問計算問題を中心に傾向、学習ポイント、予想問題を紹介しています。

学力検査日(一般選抜):令和7年未定
合格発表日(一般選抜):令和7年未定
時間:50分
配点:60点
問題数:大問11程度
小問計算該当問題:大問1、大問2

大問1 難易度★★☆☆☆☆☆☆☆☆

各学年の基本計算が出題。
・正負の数
四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった計算が出題。計算の順序、符号でミスがないように。

・平方根の計算
平方根の四則演算が出題されるので、教科書レベルの問題で練習しておきましょう。

・方程式
一次方程式、二次方程式、連立方程式と教科書レベルの問題を解いておきましょう。
二次方程式は解の公式(二次方程式)を使って解けるように。

解の公式
$ax^{2}+bx+c=0\Rightarrow x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}$

・展開、因数分解
展開公式を覚えられない場合は優先的に練習して定着を目指しましょう。

4つの展開公式
1. $(x+y)^{2}=x^{2}+2xy+y^{2}$
2. $(x-y)^{2}=x^{2}-2xy+y^{2}$
3. $(x+y)(x-y)=x^{2}-y^{2}$
4. $(x+a)(x+b)=x^{2}+(a+b)x+ab$

・数量の表し方
問題文から不等式を作る練習が必要です。不等号の向きに気を付けましょう。

出題例
1本83円のペンを a 本, 1本102円のテープを b 本買ったとき, 合計金額は740円以下であった。この数量の関係を
不等式で表すのは次のア~エのうちどれか, 記号で1つ答えなさい。  (2022沖縄)
ア:$83a + 102b \lt 740$ イ:$83a + 102b \leqq 740$ 
ウ:$83a + 102b \gt740$ エ:$83a + 102b \geqq 740$

・数の性質
語句の意味は覚えていないと手を付けられない問題が多いです。語句の意味は練習で見かける度に確認して覚えておきましょう。

・標本調査
教科書レベルの基本問題を練習し、比例式を使うので、立式から解き方まで確認しておきましょう。

出題例
ある養殖池にいるエビの総数を調べるために, 網でエビを捕獲した。捕獲したエビは30匹で, これらのエビすべてに印をつけてから養殖池に戻した。10日後再び同じ網で捕獲するとエビが28匹とれ, その中に印のついたエビが6匹いた。この養殖池にいるエビの総数はおよそ何匹と推定されるか答えなさい。  (2024沖縄)

・図形
円周角を用いた角度を求める問題をたくさん練習しておきましょう。円周角と中心角の関係は常に意識して解くように。

・データの分析
平均値や中央値、四分位数など各値を求められるように。

目安解答時間:10~12分以内
ページ上部にある小問練習プリントで、時間を測りながら解く練習をしましょう。

【まとめ】
基本計算・小問に該当する大問1と大問2だけで全体の4割ほどの点数を占めているので、大問1の正答率が全体の得点のカギとなります。大問数は全部で11個と2024年度の公立高校入試で全国2番目に多い。

偏差値50付近の公立高校や商業・工業などの普通科以外を目指す受験生は大問1、2はしっかり満点を狙いましょう。大問3以降では基本問題や得意分野で点を積み重ねていきましょう。

進学校を目指す受験生で数学が苦手な場合は、大問1で必ず満点をとりましょう。残りの各大問は半分の正解(1つの大問が(1)~(4)まである場合は(1)(2)を解けるようにする)を目指して得点を積み重ねるイメージを持ちましょう。時間との勝負になるので、時間がかかりそうな問題は割り切って次の問題を解くように。過去問をしっかり解いて時間配分の練習もしておきましょう。